子どものお風呂を滑り止めで安全に!今すぐできる簡単対策とおすすめグッズ

子どものお風呂を滑り止めで安全に! 育児アイテム

「お風呂で子どもが滑ってしまわないか不安」
「ワンオペでお風呂に入れるときの安全対策を強化したい」

そんな気持ちを抱える保護者の方は多いのではないでしょうか。

浴室は家のなかでもとくに転倒事故が多い場所で、動きの活発な0〜6歳の小さな子どもにとっては、ちょっとした滑りやすさが大きな危険につながることもあります。

そこで本記事では、浴室・浴槽で使えるおすすめグッズや、安全に使うためのコツを紹介します。

この記事を読み、毎日の入浴を親子で心から楽しめる時間に変えましょう。

子どものお風呂はなぜ危ない?

子どものお風呂はなぜ危ない

子どものお風呂が危ないのは、滑りやすい環境と子どもの予測できない動きが重なるためです。

とくに0〜6歳頃の子どもには、以下のようなリスクが起こりやすくなります。

  • 石けんやシャンプーの泡で床が滑りやすくなる
  • 浴槽のふちにつかまり立ちしようとして転倒しやすい
  • 蛇口や浴槽の角に頭をぶつける危険がある
  • 数センチの水位でも、うつ伏せになると起き上がれず溺れることがある

こうしたヒヤリとする場面を減らすためにも、環境を整えながら、そばで見守ることが大切です。

【子ども・赤ちゃん向け】お風呂の滑り止めグッズの種類

滑り止めグッズの種類

子どものお風呂を安全にするための滑り止めグッズには、主に次の3つがあります。

順番にわかりやすく紹介していきます。

床に敷く「お風呂マット」

床に敷くお風呂マットは、浴室の洗い場で使うタイプで、敷くだけで転倒のリスクを大きく減らせます

選ぶ際は子どもの安全に配慮しつつ、衛生的に使い続けられるかを意識することが大切です。

とくに以下のポイントをチェックしましょう。

  • カビやぬめりの発生を防ぐために、抗菌・防カビ加工が施されているか
  • 子どもが動く範囲をカバーできるサイズか
  • 厚みが5mm~1cm程度で、クッション性とつまずきにくさのバランスが取れているか

また、使用後は水が溜まらないよう、軽くて立てかけやすいかどうかも確認しておくと安心です。

浴槽内に敷く「滑り止めマット」

浴槽内での転倒を防ぐためには、専用の滑り止めマットを使うと安心です。とくに子どもを立たせて洗うときや、入浴中に座らせて遊ばせるときに役立ちます。

なかでもおすすめなのが、裏面に多数の吸盤が付いたタイプです。浴槽の底にしっかりと密着させることで、マットが浮いたりズレたりしにくく、高い滑り止め効果を発揮します。

わが家でも吸盤タイプを使っていますが、設置してからは浴槽内で滑って転ぶことがなくなりました。

使わないときは簡単に剥がせるので、掃除がしやすいのも嬉しいポイントです。

滑り止めグッズと一緒に使うなら「バスチェア」がおすすめ

小さな子どもを安全に入浴させる工夫として、滑り止めマットとバスチェアを組み合わせる方法はとても効果的です。とくにワンオペでの入浴や、まだ小さい兄弟がいるご家庭にぴったりです。

バスチェアを使うと、子どもを安定した姿勢で座らせて洗うことができ、立ったままの状態よりも転倒のリスクを大きく減らせます。

転倒の心配がない分、子どもの体を焦らず丁寧に洗ってあげる余裕も生まれるでしょう。

また、子どもがしっかり座っている間に、保護者自身の体を洗うこともできます。

子どもの安全と保護者の負担軽減の両方に役立つ、頼もしい組み合わせです。

お風呂の滑り止めマットを安全に使う方法

安全に使う方法

滑り止めマットを安全に使うための4つのポイントを解説します。

詳しく見ていきましょう。

吸盤が密着しやすいように浴槽の汚れを落とす

吸盤式の滑り止めマットをしっかり密着させるためには、浴槽の底を清潔な状態にしておくことが大切です。

皮脂汚れや石けんカスが残っていると吸盤がうまく吸着できず、マットがズレる原因になります。

マットを敷く前に、目に見える汚れだけでなく、表面のヌルつきもスポンジで軽くこすって洗い流しておきましょう。

浴槽の表面がツルッとした状態になると、吸盤がしっかり密着し、安全性が高まります。

吸盤の空気を押し出してしっかり密着させる

滑り止めマットを浴槽に敷くときは、ただ置くだけでなく、吸盤の空気をしっかり押し出すことが大切です。

空気が残ったままだと吸着力が弱まり、ズレや浮き上がりの原因になります。

マットをセットしたら、上から体重をかけて、吸盤を押し込みましょう。こうすることでマットが安定します。

とくに、子どもが足を乗せやすい中央部分やマットの端は念入りに押し付けておくと、より安心して使えます。

子どもを立たせる位置を工夫して転倒を防ぐ

滑り止めマットを敷いたうえで、子どもを立たせる位置にも気をつけると、さらに転倒のリスクを減らせます。

浴槽内で子どもを立たせるときは、マットの中央に立たせるのがおすすめです。中央部分は吸盤の数が多く、もっとも安定しやすい場所です。

また、マットの端を踏むとつまずきやすいため、段差や端のラインを避けるように声をかけることも大切です。

使用後はしっかり乾燥させてカビを防ぐ

滑り止めマットを清潔に長く使うためには、使用後の乾燥とお手入れがとても大切です。

使い終わったら吸盤を外して浴槽から取り出し、水気をよく切ってから、風通しの良い場所でしっかり乾かしましょう。

吸盤タイプの滑り止めマットのなかには、洗濯機で丸洗いできるものもあるため、定期的な洗濯がおすすめです。

普段のすすぎでは落ちにくい皮脂汚れや石けんカスをしっかり除去できます。マットを清潔に保つと、滑り止め効果を長持ちさせることにもつながります。

お風呂の滑り止め対策で、毎日の入浴を安全にしよう!

まとめ

子どものお風呂時間を安全に過ごすためには、浴室が滑りやすくなる原因を知り、適切な滑り止め対策を取り入れることが大切です。

お風呂マットや吸盤付きマットを上手に使えば、転倒のリスクを大きく減らせます。

また、マットをしっかり密着させる、使用後に丁寧に乾かすなどの基本的なお手入れも効果を高めるポイントです。

お子さんに合ったグッズと正しい使い方を取り入れて、毎日の入浴を安心で楽しい時間にしていきましょう。

子どものお風呂の滑り止めでよくある質問

よくある質問

子どものお風呂の滑り止めでよくある質問にお答えします。

お風呂を嫌がる子どもへの対策は?

お風呂を嫌がる子どもには、無理に入れようとせず、いやがる理由を見極めて少しずつ慣らしていくことが大切です。水遊びから始めたり、お風呂だけの特別なおもちゃを用意するなど段階的にステップを踏みましょう。

滑り止めマットはいつまで使うべき?

滑り止めマットを使う期間は、子どもの成長や浴室の滑りやすさによって異なります。一般的にはハイハイ期から4〜6歳頃までの幼児期は使用を続けると安心です。子どもが安定して入浴できるようになったら卒業の目安にし、マットを外した後も床を清潔に保つことが大切です。

幼児の浴室事故を防ぐには、家庭で何をしたらいい?

幼児の浴室事故を防ぐには、滑り止めグッズに加えて家庭での環境づくりが重要です。残り湯を抜く、浴室に子どもだけで入らせないなど、危険を避けるためのルールを決めておきましょう。入浴中は子どものそばを離れないことが何よりも大切です。